睡眠時無呼吸症候群
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睡眠時無呼吸症候群について
睡眠時無呼吸症候群(SAS: sleep apnea syndrome)は、睡眠中に呼吸が停止したり弱くなることで、低酸素血症となり、全身に悪影響をおよぼす病気です。夜間の睡眠の質の低下に加え、日中の眠気、だるさ、頭痛といった症状を引き起こします。さらに、SASがあることで致死性心血管イベントの増加や、自動車事故率の増加が起こることが明らかにされています。
こんな症状ありませんか?
※SASの可能性があります。
- いびきがひどい
- 熟睡感がない
- 日中の眠気がある
- 頭痛がある
- 夜中に何度も目が覚める
- 体重が増えた、肥満気味である
※詳しくはこちらのページもご覧ください。
まずはご相談ください
SASの簡易検査は自宅で受けられます。
- まずは外来で診察を受けていただきます。
- 医師が必要と判断した場合、検査会社に簡易検査を依頼します。(3割負担で2,700円+初診料または再診料)
- 検査会社から簡易検査装置が患者さまのご自宅に届きます。
- 簡易検査をご自宅で行っていただき、検査会社に装置を返却していただきます。
- 約2週間後に外来で結果説明、必要に応じてCPAP療法の開始や、さらなる精密検査のご案内を行います。
CPAP療法とは?
経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure)のことを指します。
CPAP療法はCPAP装置と専用のマスクを用いて睡眠時に一定圧を加えた空気を鼻から送り込むことで、舌の付け根の筋肉などを押し上げ気道を広げ、無呼吸の発生を防ぎます。
CPAP療法はSASの一般的かつ有効な治療法で、現在日本では65万人以上の方が使用しています。CPAP療法を行うことで昼間の眠気が解消し、交通事故率の減少や、致死的心血管イベント(脳出血や心筋梗塞など)の抑制効果が得られます。
※CPAP療法は継続的、定期的な外来受診が必要です。定期的な受診がなく、治療継続困難な場合はCPAP装置を返却していただくことがあります。
CPAP装着の様子