2024/07/16
2024年度における厚生労働省による診療報酬改定で、主な生活習慣病である「高血圧、脂質異常症、糖尿病」が、従来までの「特定疾患療養管理料」から除外となり、「生活習慣病管理料II」に変更となりました。
日本人の3大死因はがん、心臓病、脳血管疾患ですが、これらを予防し、健康寿命を延ばすためには、原因となる生活習慣病を減らすことが不可欠です。そして生活習慣病の予防・治療には、何よりも患者様本人の生活習慣の改善が重要です。
こうしたことを踏まえ、「生活習慣病管理料」では、運動、食事、飲酒、喫煙などの生活習慣の改善を計画し、定期的に計画の管理を行っていくことが求められています。
「生活習慣病管理料II」に移行する主な要点は以下のようになります。
- ① 患者様の窓口での金額負担はほぼ不変〜微減となります。（お薬の処方のみの場合）ただし、検査料金はこれまで通り別途算定されます。
- ② 生活習慣に関する「療養計画書」を医師と一緒にご確認いただき、署名（初回のみ）が必要になります。
- ③ 療養計画書は4カ月に1回
- ④ 定期的な体重測定を行います。
- ⑤ 病状の安定した患者様には、リフィル処方箋（一定期間内に処方箋を繰り返し使用することができる仕組み）や、28日以上の処方を推進します。
全国の病院・診療所において求められる措置になります。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
