福岡市博多区博多駅東の博多駅東クリニック|内科/胃腸内科/呼吸器内科/生活習慣病予防健診/健康診断(TEL.092-473-9177)

生活習慣病
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代表的な生活習慣病について

生活習慣病は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症など、食事や運動、飲酒、喫煙習慣などが影響して起こってくる病気です。自覚症状がないこともあるため、放置しておくと動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞、視力障害など重大な合併症につながるおそれがあります。こうした病気を発症してしまうと、自身の健康寿命を損なうこととなり、仕事や日常生活に支障を来します。多大な医療費や通院時間なども必要となり、家族の負担も増えてしまいます。早くからの継続的な治療をおすすめします。

一度薬を飲み始めたらずっと飲まなくてはいけないの?
生活習慣病のお薬は、単に血圧や血液検査の数値を下げることが目的ではなく、その先にある重大な病気を予防し健康でいられる期間を延ばすことにあります。生活習慣の改善によってこうしたお薬が不要となる場合もありますが、継続が望ましい場合もあります。どうすれば重大な病気のリスクを減らせるか、一緒に考えていければと思います。

高血圧
診察室での血圧が140/90mmHg以上、または家庭での血圧が135/85mmHg以上を「高血圧」と定義します。血圧が少々高いだけでは、通常自覚症状はありません。しかし、大規模な疫学研究において、「高血圧」の方たちは、正常血圧の方たちと比べて将来脳卒中や心疾患を発症するリスクが明らかに高いことが分かっています。そういった重大な病気のリスクを抑制し、健康寿命を延ばすことが血圧を下げることの意義となっています。また、「病院で測ると血圧が高くでる、普段は高くないから大丈夫」といった声もよく聞かれます。いわゆる「白衣高血圧」ですが、この場合でも心臓・脳の病気の発症リスクが増えるとされており、家庭での血圧測定を含めた注意深い経過観察が必要です。

脂質異常症
血中コレステロール値や中性脂肪値の異常を指します。日本動脈硬化学会の診断基準では以下の表のようになります。

脂質異常症診断基準

LDLコレステロール 140mg/dL以上 高LDLコレステロール血症
120~139mg/dL 境界域LDLコレステロール血症
HDLコレステロール 40mg/dL未満 低HDLコレステロール血症
トリグリセライド 150mg/dL以上(空腹時採血) 高トリグリセライド血症
170mg/dL以上(随時採血)
Non-HDLコレステロール 170mg/dL以上 高non-HDLコレステロール血症
150~169mg/dL 境界域non-HDLコレステロール血症

※表は左右へスクロールしてご覧ください。

コレステロール、総コレステロール、中性脂肪が高いほど、HDLコレステロールが低いほど心筋梗塞などの冠動脈疾患の発症リスクが高くなります。脂質異常症単独でもリスクが上がりますが、男性、喫煙者、糖尿病や高血圧の合併などでさらにハイリスクとなるため、状態に応じた治療介入が望ましいです。

糖尿病
インスリン(血糖値を下げるホルモン)の絶対的・相対的作用不足により、慢性的な高血糖状態となる代謝症候群のことを指します。高血糖状態は様々な症状、障害を引き起こし、典型的には口渇、多飲・多尿といった症状から、著しい高血糖になると意識障害も起こります。高血糖が長く続くことで、全身の細い動脈が傷んでしまい、脳卒中、心筋梗塞、四肢の壊死、視力低下、腎不全、神経障害などが起こります。糖尿病自体の治療のみならず、そうした全身合併症の早期発見、管理も重要になります。健診で血糖高値やHbA1c高値を指摘された方は、早期に受診されることをおすすめします。

メタボリックシンドローム
ウエスト周囲長が男性で85cm、女性で90cm以上であることに加え、脂質異常(血中中性脂肪≧150mg/dLまたはHDLコレステロール≦40mg/dl)、血圧高値(≧130/85mmHg)、空腹時高血糖(≧110mg/dL)のうち2項目以上を有するとき、メタボリックシンドロームと診断します。内臓脂肪面積が100cm2を超えると、血圧高値、脂質異常、高血糖のうちいずれかを合併することが分かっており、ウエスト周囲長が男性で85cm、女性で90cmが内臓脂肪面積100cm2に相当することから診断基準となっています。メタボリックシンドロームでは心血管イベントを高率に合併することが知られており、内臓脂肪を減らす介入が重要です。

高尿酸血症
血中尿酸値が7.0mg/dLを超えるとき、高尿酸血症と定義されます。尿酸値が高いと痛風関節炎や尿路結石、痛風腎による腎機能障害などを発症するおそれがあります。また、高血圧や脂質異常症などとの相乗効果で脳・心血管系の病気を発症するリスクが高まります。プリン体を多く含む食事(レバー、モツ、魚卵、煮干しなど)を摂りすぎないようにし、場合によって尿酸値を低下させるお薬が望ましいことがあります。

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